「アーユルヴェーダ」の歴史
「世界で最初の医学体系」の歴史をたどる
- アーユルヴェーダが「世界最古」
と呼ばれる理由 - ブッダの主治医や三蔵法師も
学んだアーユルヴェーダ
- インドでは政府が認めた医学体系
ブッダの主治医や三蔵法師も学んだアーユルヴェーダ
仏教との関係も、アーユルヴェーダの発展と切り離して考えることはできません。紀元前7世紀ごろ、仏教がもっとも繁栄したガンダーラに設立された世界最古の大学、タキシラ大学には、法律、医学、錬金術、数学、芸術などの学問の中心地として各国から多くの留学生が集まってきていました。紀元前5世紀ごろにはここがアーユルヴェーダの中心となり、最も偉大なアーユルヴェーダ医師として今に知られるブッダの主治医、Jivaka(ジーヴァカ)がここで活躍します。また、世界最古の総合大学とされる、ナーランダー仏教大学は、7世紀に玄奘(三蔵法師)が学んだ場所として有名です。このころ、インドの大陸に自生する1万種類以上の植物から、約1000種類を紹介した薬草(ハーブ)のカタログも整えられました。